中国各地の都市で、「清真(チンジェン)」という字が看板に書かれている店をよく見かけます。
大抵は、食堂か肉屋か「饼(ビン)」といわれる中国式のパン等を扱っている店が多いです。

そこでは、豚肉などイスラム教で禁じられている食べ物を扱わず、鶏・羊・牛肉などもイスラム教の方法に従って厳格に血抜き処理されています。
外部の食べ物の持ち込みも禁じられています。




店に入ると、女性はベールをかぶって髪の毛の部分を覆っています。
透けたような生地のものでも良く、色もかなりカラフルでおしゃれにしています。
長くて色も厳格に決められている中東のようではありません。
男性は小さな帽子のようなものをかぶっている人もいますが、必ずしも全員そうしているわけでもないようです。

初めて店に入る時は、どんな所だろう?とやや緊張しましたが、至って普通です。
私が女性でベールをかぶっていなくても、もちろんお咎め無しです。
ただ、外部の食べ物を持ち込んで食べることはかなり嫌がられることもあるそうなので、やめたほうが無難です。
ちなみに中国の他の食堂では持ち込みはそれほど問題視されません。

血抜き処理が普通以上にしっかりされているので、羊・牛肉を買う場合は「清真」で買うと衛生的でおいしい、と言う人も少なくありません。
食堂も味が結構おいしく、日本人にも馴染みやすい味つけが多いように思います。
機会があったら試してみてくださいね。


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