ネパールのお土産物屋で見かけるアンモナイトの化石。
海のないヒマラヤの国ネパールでなぜ、海底生物であるアンモナイトの化石が売られているのでしょうか?

実は、世界の屋根といわれるヒマラヤ山脈は、何億年という昔に、海に浮かぶ島だったインドプレートが、ユーラシアプレートとぶつかってできたもの。
かつては海の底にあった砂が、今ではヒマラヤ山脈にまで押し上げられているのです。
かつては海底だったその層にアンモナイトなどの化石が混じっており、川の水に流されて河原におしだれさます。
河原にたくさん転がっている石の中に、化石入りの石も混じって転がっているのです。




化石拾い特に規制はなく、誰でも拾えるので、ツーリストにも見つけるチャンスがあります。
ネパールで化石が出るので有名な場所は、ムクティナートトレッキングのルートにある、カリガンダキ川の河原です。
ネパールの化石は、つるつると丸い黒い石。
一見、外から見ただけでは中にアンモナイトが入っているかはわかりません。

でも、宝くじを買う気持ちで、河原に転がっている様々な石の中からアンモナイトを探しながら歩くのも楽しいものです。
家に持ち帰って、割ってみてからのお楽しみ!
トレッキングの記念に、河原を歩く時、注意して探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ネパールでは、アンモナイトはサリグラムと呼ばれ、神聖な石とされています。


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