「仮装」という言葉を聞くと、ハロウィンを思い出す人が多いかもしれません。
しかしイタリアではハロウィンの風習はそれほど浸透しておらず、仮装するのは初春のイベント「カーニバル」です。

カーニバルの語源は「Carne(肉)」「Levare(取り除く)」という言葉にあるといわれ、復活祭前の節制期間前のお楽しみとして定着しています。
古代ローマ時代に、主人と使用人がお面をつけて入れ替わったという風習に端を発したという説もあり、イタリア半島では古くから仮装して楽しむお祭りがあったようです。




ヴェネツィアのカーニバルは世界中で有名ですが、各都市でも子どもたちが仮装して楽しむパレードが行われます。子どもだけではなく、大人も童心に戻って扮装を楽しむこの季節。
町の規模に合わせて、素朴にパレードを楽しむ姿は微笑ましいものです。

ローマの南部に位置する小さな町々でも、カーニバル期間最後の日曜日は大賑わい。
日本のアニメやハリーポッター、スパイダーマンなど、さまざまなキャラクターに扮した子どもたちと一緒に、大人も楽しんでいました。



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