夏がやってくると老いも若きも楽しむのがジェラートです。
6月に入るとガンベロロッソをはじめとするグルメサイトでは、ジェラートのおいしいお店の紹介記事が増えます。
たいていは少しばかりスノッブでおしゃれなお店ばかりですが、口コミで広がり人気店となるジェラート店は、まだまだ素朴な店構えも少なくありません。




ローマの南側に位置し、古代から避暑地として有名だったフラスカーティに、隠れたジェラートの名店があります。
「Gelato di vino(ワインのジェラート)」という名前のこのお店、ごくごく普通の住宅地の中にあり、観光客はほとんど足を踏み入れない地域です。




店構えはおしゃれとはいいがたいのですが、フランボワーズとメルロー、ダークチョコとキャンティなど、ワインの風味を加えたジェラートのおいしさは折り紙付き。
もちろん、ワインを含まない通常のジェラートもあり、チョコ風味だけでもかなりの種類が揃っています。

庶民的な住宅地にあるためお値段も良心的。
地元の人以外ほとんど知らないお店ですが、ワインの絶妙な風味が話題となって、最近は遠来のお客さんも多いそうです。


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