日本では、カフェやレストランでお水がサービスされますが、イタリアにはその習慣がなく、お水が飲みたい場合は、別途注文しなくてはいけません。
ところが、南イタリアのバールでは、何か注文するとお水のサービスがあるのです!

グラスに氷が入ったお水は出てこないものの、ミネラルウォーターか、ガス入りウォーターか選べて、プラスチックのカップでサービスされます。
猛暑の時期は冷蔵庫でよく冷えたお水が出てくるので、まさに「恵みの水」のごとく一気に飲み干してしまうことも(笑)コップ一杯の水の満足度は計り知れないものです。

南イタリアでは古くからこの文化風習があり、時代が変わっても尚、引き継がれています。
昔、筆者が初めてプーリア州を訪れた際、このことを知らず、出てきたお水に「お水は頼んでいません」と言ってしまったことがありました。
周りの人から「これはサービスだよ」と教えてもらったのが懐かしいです。


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