夏休みが終わり、9月の新学期を終えると、アメリカ中がなんとなく浮足立ってきます。10月末のハロウィンから新年まで、アメリカはホリデーシーズンと呼ばれるお祭り騒ぎな季節を迎えるのです。
その皮切りがハロウィーン。町中には、この時期限定の急ごしらえのハロウィンストアがあふれ出してきます。子供のためのイベントと思われがちですが、本番に向けた飾りつけや仮装準備に、大人も十分にのめり込んでいるのです。
お店は、あえなく閉店してしまったショップの後を借りているものがほとんどなので、昔好きで通っていた本屋さんの趣が微かに残る場所に並ぶおどろおどろしい骸骨の山、という状況が生まれることも。
お店の中で一番の売り場面積を占めているのが、仮装用のコスチューム。近頃では、普通のオフィスでも、10月に入ったあたりから、軽い仮装はOK。本番の10月31日には、本格的な仮装でもお咎めなしのところが増えてきたため、大人用のコスチュームに関しては、それは品数豊富で、メイク諸々や小物関係も充実しています。銀行に行って、ゾンビに接客してもらえるのは、この日のみ。お願いすれば、満面の笑みで写真も一緒に撮ってくれるはずなので、記念に一枚どうぞ。
衣装とともに忘れてはいけないのが、お家を飾るデコレーショングッズ。どこにでも蜘蛛の巣を作れる綿に、前庭をあっという間にホラー映画にしてしまう墓石や人骨の欠片などあります。ちょっとリアル過ぎるものもあるので、心臓が強くない場合は、避けておいたほうが賢明かもしれません。
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