8月になると町中で見かける月餅。英語では「ムーンケーキ」と呼ばれ、中秋節になるとお世話になった方へ月餅を贈る風習があります。仕事でベトナムに滞在している方は、食べきれないほど月餅を貰って困ってしまうなんていう場合もあるようです。
ベトナムの月餅はベトナム人でさえ好き嫌いが別れる食べ物です。そこで、ベトナムの月餅を実際に食べてみようと思います。
月餅は直径10cm、高さ2cmほどの大きさです。重さは中に入っている具材によって異なります。お値段も1万ドン(約50円)から10万ドン(約500円)を越えるものまで様々です。皮の種類は大きく分けて2つあり、茶色く焼かれたバインヌオンと白いお餅のような生地のバインゼオです。お肉が入ったおかず系と甘い餡のデザート系とそれぞれあり、ドリアン餡などの変わり種もあります。
それではオーソドックスなおかず系から食べてみましょう。アヒルの塩漬け卵、腸詰め、様々な実、後は何が入っているのか分かりません。匂いはスパイシーな香りです。
お味は甘いような、塩っからいような、微妙な味です。到底ひとりで1個は食べられないほどの重量感があります。日本人なら改良重ねて、もっと美味しい月餅を作るはずなのに、どうしてベトナム人は作らなかったのでしょう。
気分を変えて、お餅生地をトライ。こちらは喉が焼けるほど強烈に甘い餡の中にアヒルの塩漬け卵がやはり入っています。まだデザート系月餅の方が食べられるような気がします。
月に見立てて塩漬け卵を入れているようですが、栗にしてくれたら、和菓子感覚で美味しく食べれるのにと思ってしまいます。
ベトナム月餅で調べてみると必ず「まずい」と出てきますが、想像よりは食べれる味でした。これが食べれたらベトナム人の仲間入りかもしれません。ぜひ食べてみて下さい。
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