
マレーシアのスランゴール州で、8月28日から9月6日まで、農業・園芸・アグロツーリズムの大規模博覧会「MAHA 2026」が開かれます。会場はスルダンのMalaysia Agro Exposition Park Serdang(MAEPS)。政府の案内では毎日午前10時から午後10時まで開催され、一般向けの入場は無料と案内されています。農機や技術展示だけでなく、各地の食を一度に味わえる巨大な「食の見本市」でもあります。
■ 各州の名物とフードトラックが集結
MAHA 2026全体では約2000の出展者が参加する予定で、FAMA(連邦農業マーケティング局)はそのうち343の事業者・出展者を集めるとしています。そのうち「Food Empire」には74事業者、「Food Truck Fiesta」には約34事業者が参加予定。ジョホール州の豆料理「カチャン・プール」や、パハン州の発酵ドリアンを使った魚料理「イカン・パティン・テンポヤ」など、州ごとの名物も紹介される予定です。
農産物のエリアでは畜産や水産に加え、各州のメロンも取り上げられます。旅行者にとっては、広いマレーシアを回らなくても一つの会場で地方の味や農産物に触れられる機会になりそうです。
■ 先行販売ではRM5~25の価格も
本番会場の個別商品の価格とは別ですが、7月にFAMAが実施したMAHA関連の先行販売は、現地の価格感を知る手掛かりになります。そこでは「Kombo MADANI」がRM10(約390円)から、時間限定商品がRM5(約200円)、鶏1羽がRM10(約390円)、牛肉1キロがRM25(約980円)で販売されました。FAMAは市場価格より10~30%安い設定だったとしています。
この金額をそのままMAHA本番の価格と考えることはできませんが、「農業博覧会」と聞いて想像する展示中心のイベントとは違い、買って、食べて、持ち帰る楽しさまで重視していることが分かります。
■ 農業をレジャーとして見せる10日間
MAHAは農家、畜産業者、漁業者、食品事業者と消費者を直接つなぐ場です。技術やビジネスだけでなく、フードイベントやアグロツーリズムも組み合わせた構成になっています。
無料で一日歩き回り、知らない地方料理を食べ、新しい農産物や技術を見る。農業を専門家だけの産業展示ではなく、家族で楽しめるレジャーへ変えている点に、MAHAの面白さがあります。
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