イギリス北部ウェストヨークシャーのカルダーデールで9月7日、地域全体を舞台にした「Calderdale Festival of Food」が始まりました。20日までの2週間、ハリファクスやブリッグハウス、ソワービー・ブリッジなどの町や農場、カフェ、醸造所を巡りながら、地元の食を体験する初開催のイベントです。


■ 市場から農場見学まで町じゅうが会場

期間中は、地元生産者が集まるマーケット、乳製品工房の見学、醸造所のオープンデー、特別メニュー、料理教室などを各地で実施します。ひとつの大きな会場へ人を集めるのではなく、参加者が複数の町や村を移動することで、地域全体に人の流れをつくる仕組みです。

無料で参加できる催しもあり、Darkland Breweryのオープンデーや、地元食材を使うカフェの特別メニュー企画などは、気軽に立ち寄れる入口になっています。


■ サワードウ作りは40ポンド、約8400円

有料体験の一例が、9月13日にハリファクスのOutback Community Kitchenで行われるサワードウ作りの入門講座です。料金は40ポンドで、9月7日時点の為替では約8400円。実際に生地を扱いながら、伝統的なパン作りを学びます。

また、期間中は一部の店でフェス限定特典も用意されています。Holdsworth Houseではアフタヌーンティー予約者に地元蒸留所のジン&トニックを1杯サービス。YoYo Laos Sauceでは対象商品が15%引きになります。


■ 「食べる場所」から地域を巡る観光へ

このフェスが面白いのは、食そのものだけでなく「誰が作っているか」「どこで作られているか」を見せている点です。パン工房、農場、醸造所、カフェをつなぐことで、普段なら別々に訪れる場所が一つの観光ルートになります。

地元の食を大規模会場へ持ち込むのではなく、旅行者のほうが作り手を訪ねて歩く。カルダーデールでは、日常の店や農場をそのまま観光資源に変える試みが始まっています。


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