中国では、列車に乗った時の定番の食事と言えばカップラーメンです。
冷たい水よりもお湯が好まれる中国では、列車の中には大抵給湯専用の機械があります。
熱湯が出てくるので、カップラーメン作りには最適です。
先日中国で列車に乗った時、日本のカップラーメンを持って行きました。
珍しく日本のカップラーメンが食べられるということでテンションが高かったのですが、失敗しました。
割り箸を忘れたのです。
その時思ったのは、中国式のフォーク入りのカップラーメンに慣れすぎてしまったということ。
中国のカップラーメンは蓋を開けると、調味料入りの袋の他に、プラスチックのフォークが入っています。
最初の頃はラーメンをフォークで?!と思っていましたが、慣れてしまうと箸を忘れる心配が無く便利ですし、それほど食べにくいわけでもありません。
お湯を注いでから、このフォークで蓋をカップにとめておくのも中国ならではでしょう。
中国に来てこれ以外にもカルチャーショックがあったのは、ヨーグルトはストローで飲む、ということです。
カップのヨーグルトを買っても、付いてくるのは小さめのストローです。
ケースのどこかに個数分入り込んでいます。
もっとも、中国のヨーグルトはあまり固まっていなく、飲むヨーグルトに近い形状のものばかりだからかもしれません。
それで中国語では、ヨーグルトを「食べる」の「吃(チー)」ではなく、「飲む」の「喝(ハー)」と言います。
違う国に行くと食べ物が変わるのは当然ですが、同じような食べ物でもちょっとした違いがあって、言葉まで変わってしまうというのはおもしろいです。
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