多くの方がご存じのとおり、中国の英才教育は日本人から見るとすさまじいものがあります。小さいころから、絵画、カンフー、ピアノやダンスなどの習い事に加えて、英語やそのほかの外国語などの勉強も始まります。
小学生になると、それらの習い事に加えて学校の勉強がハードになるので、子供たちは朝5時頃起きて宿題をしている子もいます。そして、6時半には登校、7時半頃から学校の授業が始まり、夕方6時頃まで勉強。続いて補習が始まり、終わるとそれぞれの習い事。夜遅い時間に帰宅した後には宿題を始めるという、とってもハードな生活が始まります。
街中でよく見かける光景は、子供たちが親に連れられて、ダンスや太極拳などを習っている様子。先生もかなり厳しいうえに、親も子供の様子をじっと見守っているので、子供たちは息を抜く間もないほどです。
上手にできないで泣き出す子供もしばしば。それを見た親は、「どうしてできないの?」と叱っている様子は日常茶飯事なので、こちら側の心が痛くなります。
そうやって、一握りの優秀な子だけが、何かしらの特技で華が咲くだけで、残りの子は落ちこぼれていくという中国の英才教育を見ていると、まだまだ自由のない子供たちがかわいそうになったりするものです。
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