ベトナムのプロパガンダ看板【ベトナム】

ホーチミンを歩くと思わず目に飛び込んでくるのが、プロパガンダの看板です。カラフルな色使いと独特な人物画にスローガンが一緒に書かれている看板は、とても惹き付けられます。今回はプロパガンダ看板についてご紹介します。






プロパガンダとは、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称です。政治的意図を持つ宣伝活動を指すことが多いです。

社会主義の国はプロパガンダを利用している印象があります。現在ベトナムでは、記念日や公共マナーや安全に関するものなどを宣伝する際に用いることが多いようです。






今回取材したのは9月だったので、街中に貼られていたプロパガンダの殆どは1945年9月23日の南部抗戦の日に関するものでした。第二次世界大戦後にフランスが再び侵攻し、南部のベトナム人たちが徹底抗戦したことから始まった戦争です。

「1945年9月23日南部抗戦の日の精神は不滅」というスローガンは、今もなおベトナム人の心に刻まれています。男性も女性もお年寄りも凛々しい顔で武器を持つ姿が描かれているこの看板は、ベトナムが社会主義の国なんだと再認識させられます。






日本ではなかなか見ることのないプロパガンダ看板はいかがでしたか？
戦争を思い起こさせるものから、ゆるいものまでたくさんあるので、ぜひ探してみてください。