ドイツのローテンブルクには観光スポットがたくさんありますが、私のおススメは何といっても聖ヤコブ教会!プロテスタントのこの教会は14~15世紀に建てられた歴史ある教会ですが、中に見所がたくさんあるんです。
まず最初に入り口から入場すると、目の前に祭壇があります。金色に輝くこの祭壇は十二使徒祭壇といい、15世紀のものです。見るだけでもその美しさに圧倒されます。
そして後ろを振り返ると、大きなパイプオルガンがあります。このオルガン自体は新しいようですが、その美しさと大きさには本当に心を打たれます。
そして最後、そのパイプオルガンの横にある階段を上っていくと、2階にもう一つの祭壇があります。これがこの教会最大の見どころかもしれません。彫刻家リーメンシュナイダーによる「聖血の祭壇」です。
実物はかなり大きく、そばに立っているだけでもものすごい圧倒感です。ヴュルツブルク出身のリーメンシュナイダーはこの作品を6年かけて完成させました。1505年完成の作品になります。細部にまでこだわったこの彫刻には、イエスのエルサレム入城、最後の晩餐、そしてオリーブ山のシーンが表現されています。
すぐ近くにはにぎやかな市庁舎広場がありますが、この教会の中はとても静かで厳かな雰囲気を保っています。ドイツでもいろいろな教会を訪れてきましたが、この聖ヤコブ教会は何度訪れても飽きない教会の1つです。皆さんも是非、素晴らしい彫刻品を実際に目で見てください!
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