日本の主食は言わずともコメですが、タンザニアにはいくつもの主食があります。
主なものは、トウモロコシ、キャッサバ、バナナ(調理用)、そしてコメも欠かせません。
地方へ行けば、さらにその土地ならではの穀物などが加わります。
実は、コメに関してはタンザニアでは日本人の口にもかなり美味しいものが食べられてしまいます。
さて、タンザニア北部に位置するキリマンジャロ地方は、バナナが主食ということで知られています。
バナナといってもいろいろと種類があります。
主食として食べるバナナは私たちが知っている果物の甘いバナナではありません。
まだ青く硬いうちに収穫したバナナなのでバナナ独特の香りがあるわけでもなく、火を通すと味や食感はほとんど「ジャガイモ」になります。
ですから、バナナのポタージュがあるのもおかしなことではないかもしれませんね。
キリマンジャロ地方の郷土料理として知られる「Mtori(ムトリ)」というバナナのポタージュは、少々の肉片も入ったコクのある味で、朝食用のメニューです。
添えられたレモンをひと絞りするとさっぱりした風味に変わり、一皿を二度楽しめてしまいます。
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