州都カリアリから車で約1時間半のバルーミニ村に、世界遺産のひとつであるスー・ヌラージ・ディ・バルーミニ(Su Nuraxi di Barumini)遺跡があります。サルディーニャ島はアジア人にとってシチリア島といった有名観光スポットに比べるとまだ知名度が低く、観光客が少ないこともあり、広大な地形の中でゆったりと観光できました。
ゴロゴロと無造作に転がっている石は全て紀元前2000年以上前に先住民が岩を切り砕いて集めたものです。高い山がないこの島では小高い丘が唯一の見晴らし台であり、島に点在する遺跡は小高い丘を中心に広がっています。
約30分間隔でイタリア語・英語ツアーがあり、ガイドはイタリア語で話したあとに英語で解説をしていました。しかし、英語の方が相対的に解説が短く端折られているんだろうなと感じる瞬間は多々ありました。海外多言語ツアーのあるあるですね。
こちらの遺跡は世界遺産に登録されたこともあり、一部崩壊していた部分も丁寧に修復・再建されています。遺跡の中央にある塔は細い石段を登ったりおりたりして中まで入ることができました(健脚な人でないと少々危ないかもしれません)。自然の光が一筋差し込むだけの室内はさながらダンジョンのようでワクワクしますよ!
この遺跡以外にも遺跡は点在していますが、カリアリ市内からバスが出ているのはここのみとのことで、レンタカーおよび時間に余裕がないと複数の遺跡巡りは厳しいと思います。
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