一年を通して、お祭りだらけのネパールですが、そんなネパールのお祭りの中でも、ツーリストの目を楽しませてくれるお祭りがガイジャトラ。
ユニークな仮装行列が街を練り歩くのですが、本来の意味は、亡くなった人の魂をあの世へと送り出す行事です。
一年間の間になくなった家族を偲び、その家の者が仮装して街中を行進します。
日本のお盆のような行事なのです。
元々は、カトマンズ盆地に住むネワール族のお祭りですが、商売のためにネパール各地に移り住んだネワール族の地方コミュニティでも、ガイジャトラは行われます。
ポカラにもそんなネワール族のコミュニティがあり、ガイジャトラは欠かせない行事です。
祭りの方法はエリアごとに変化していったようで、ポカラは、ポカラ独特の仮装が見られます。
ポカラのガイジャトラの特徴は、行列に仮装して参加するのは青年男子であること。
その青年男子が、化粧をして、ロングドレスを着て、背中に羽をつけた姿で踊りながら行進すること。
その姿はまるで天使か妖精のようです。
最近では、このような伝統的なお祭りも、イベント化されつつあって、ガイジャトラダンス大会なるものも開催されるようになりました。
伝統的には街中を練り歩きながら披露されるだけだったダンスを、各エリアのチームごとに街中に設置されたステージで披露し、その順位を競うというもの。
毎年、参加チームも増え、どんどん、イベント自体大きくなっているような感じです。
ガイジャトラは、毎年8月〜9月にかけて行われる祭りです。
ネパールに旅行中のこのお祭りに当たったら、ぜひ、見学してみてください。
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