1月6日のReyesのお祭りで決まって食べるお菓子が2種類あります。一つはとてもおいしいケーキと、もう一つはとてもまずいお菓子です。
ここアンダルシアではどちらも人気で、この時期にはどの家でもこの2種類のお菓子が買われています。
こちらは「ロスコン・デ・レイジェス」という名前のReyesの王様がかぶる王冠にちなんで作られているケーキで、パン生地の中は生クリームで出来ていて、中にソプレサ(驚き)という小さな陶器のお人形が入っています。自分用にカットされた中にお人形が入っていれば幸運と言われています。
もう一つは「ポルボロン」という名前のアーモンドの味がする粉菓子です。これがポルボとはスペイン語で粉を意味しますが、名前の通りボロボロで何とも食べにくく、また本当に粉っぽくて少しもおいしくないお菓子なのです。
日本の味も造りも芸術といってもいいほどのおいしいお菓子の味を知っている日本人には何とも不可解なお菓子としかいいようがありませんが、この味を食べると新年が明けたという気分になります。
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