2月になると旧正月のお祝いのために町中でお花が売られます。ホーチミンは市内113ヶ所で花市が開催されているので、この時期に旅行へ来るとたくさんのお花を見ることができます。
今回は花市で「テト」をお祝いするお花を探してみたいと思います。2018年のテトは2月15日から20日までです。
花市は大きな公園や広場などで開催されます。特に入場料などはないので、誰でも気軽に入ることができます。まず花市で気になるのが黄色い菊です。日本では菊というと仏壇にお供えするお花というイメージですが、ベトナムでは新年をお祝いするお花で、日本の門松のように玄関に飾るそうです。丸い可愛らしい菊やオレンジ色の菊など、日本の凛とした菊とはまったく異なる華やかな菊の印象です。
また金柑の木もお金を連想させる縁起物として軒先に飾るそうです。ミカンくらいの大きさがありそうな金柑がたくさん実っている木はやはりベトナム人には人気なのでしょうか。
食べ物つながりで黄色と言えば、マンゴーの木も販売していました。一年中常夏のホーチミンなら育ちますね。同じ黄色なら金柑よりマンゴーで南国風のお祝いをしてみたいものです。
また、お飾り用のスイカも販売していました。一つずつ職人さんが細工を施したスイカはまるでアート作品です。スイカは神棚に飾るのが一般的のようです。おそらく鏡餅のように最終的には集まった家族で食べるのですが、切ってしまうのがもったいないですね。
なかなか旅行の最中に植物を購入するのは難しいですが、見ているだけで楽しめる花市です。ぜひベトナムのお正月を感じながら花市へ行って見てください。
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