日本でも年末には宝くじを買う方は多いと思いますが、スペインでは目玉になる宝くじはSorteo de lotelia de Navidad(クリスマス宝くじ)です。

スペインの公営宝くじは毎週販売されますが、このクリスマス宝くじは当選額が年間で最も大きいため、たくさんの人が購入します。
宝くじの購入額は1枚20ユーロ程と日本に比べると高額です。




スペインの宝くじのシステムは日本のシステムとだいぶ異なっていて、同じ番号が10枚あります。
そのため、1枚だけ購入すると当選額の10分の1しか受けとれません。
そのため、スペインでは職場の同僚や友達と10枚購入し、当選した時は全額を仲間達で分配できるので更に盛り上がります。




抽選状況はテレビで見る事ができます。
会場にはボンボと呼ばれる丸い大きな金色の玉(ビンゴの様な物)が2つ準備され、それぞれに当選番号と当選額が書かれた玉が入っています。
ボンボを回して出て来た玉を学生が独特のリズムで読み上げます。
これはすべての当選が確定するまで約3時間半程続くのですが、すべてがテレビで放映されます。
抽選日翌日には、高額当選者がCava(スペインのスパークリングワイン)を開けて喜ぶ姿がテレビで放映されます。

バルセロナ市内ではGATO NEGROという宝くじ販売店がよく当たるお店として有名なので、多くの人がこのお店を訪れる様です。



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