日本では、生後100日目くらいに『お食い初め』の行事が行われます。
生後100日ごろというのは、赤ちゃんの歯が生え始めるころ。
歯が生えるくらいに成長したことを祝い、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて行われる行事です。
その日本のお食い初めのような行事が、実はネパールにもあります。

ネパールでは、『バートクワイ』と呼ばれていて、女の子で生後5ヶ月、男の子だと生後6ヶ月に行います。
バートとはネパール語で『ご飯』、クワイは『食べさせる』の意味。
この日は、赤ちゃんが無事に5ヶ月、6ヶ月を迎えられたことを祝う日であり、初めての食事をとる日です。
この日、赤ちゃんは晴れ着を着せられ、お祝いのネパール料理が用意されます。
ご飯、ダル(豆のスープ)、野菜カレー、肉のカレー、ヨーグルト、アチャール(付け合わせ)のフルコースです。




生後5ヶ月、6ヶ月の赤ちゃんですから、食べれるはずがなく、食べる真似をするだけです。
でも、赤ちゃんにとっては、この日が塩味の食べ物を初めて口にする日。
そして、この日以降、本格的な離乳食が始まります。
赤ちゃんの健やかな健康を願う気持ちは、国が違っても同じのようですね。


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