昔の有名な人の字は中国人にとって大切な宝だそうです。一つ一つの字を正確に保存するため、毎年9月から年末に向けて修理が始まります。

ガラスケースに入れられて大切に保存されている字ですが、それらを見る人がはっきりと見られるように、そして劣化しないようにと、ガラスケースが開けられ、公開修理が行われます。

見入る人のほとんどは書道家の方々。自分のお子に入りの字を、ガラスケース越しではなく、生でみるために、一つがいつ終わるかわからない修理をじっと見守っています。

自分のお気に入りの字のガラスケースが開けられると、「待ってました!」とばかり最前列に。また、欧米の外国人観光客の人にも人気の中国の漢字。もちろん意味は分からないとしても、彼らカメラをもって1時間、2時間と修理の様子を見守ります。

これら字の修理は、有名な寺院や博物館で毎日行われますが、自分の好きな字の修理がいつ行われるかは未定。最初は「なんだ~」と思っている人も、この修理に行きあてると、専門家の修理の見事な手さばきに思わず足を止めてしまうはず。

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