メキシコシティーはかつて世界最悪の大気汚染都市と呼ばれていたこともあるぐらい深刻な大気汚染に悩んでいました。
高地であり、さらに盆地である地理的な要因に加え、人口増加による自動車の増加が大気汚染に拍車をかけていました。

 そんな深刻な大気汚染を解決する方法として打ち出されたのが「8年ルール」です。
これは新車を購入して8年間を経過すると車に乗ることができない日が出てきます。
車にはナンバーの末尾の色に応じて色が割り振られており、月曜から金曜までの曜日にも色分けがされています。
指定された色の日にナンバーの色が一致をしている人は車の乗ることができません。

 この「8年ルール」があるため、メキシコ人は8年目になると車を買い替えることになります。
新しい車が増えてよいような気がしますが、実際には曜日を変えて乗ることができるように車を2台、3台と保有する人が増え、自動車の数が増加してしまっている問題もあります。
このルールはメキシコシティー独自の制限なのでほかの地域においてはこのようなルールはありません。


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