中国の人にとって、お正月(旧正月)は国を挙げての二大行事の一つ。一般的にお店で働く中国人は、1月に4日だけ休みがもらえます。その休みを考えると、一週間連続して休暇がとれるお正月は、各自自分の実家に戻って親孝行をする良い機会となる時期です。
四川省・成都は多くの出稼ぎの人でなる街だけあって、中国のお正月時期になると、皆がお店を閉め、一斉に帰省してしまいます。そのため、日頃は人だかりで歩くにも歩けない道や、交通渋滞でわずか100メートル進むのに10分から15分かかる道も、人っ子一人いない状態のゴーストタウンに化してしまいます。
写真は、日頃多くの人でにぎわっている、成都の中でも有名な卸市場の様子。
最後まで開いていたお店が、お正月の帰省を前に店じまいをしようとしている様子です。
日頃はこの地域で携帯やカメラをかざすだけでも、スリの的になってしまいますが、この時期だけはスリの心配もいりません。最後のお店が閉まってしまうと、ゴーストタウンの完成です。
成都のお正月は、人が少ない、もぬけの殻になった状態で始まります。
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