中国の7日間のお正月(旧正月)、春節に親戚が集まると、どの家庭でもご馳走作りが始まります。中国の人にとって、大好物のお肉料理は欠かせません。牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、鴨肉を使った、いろいろな肉料理が食卓に並びます。
ご馳走が山のように並ぶ食卓の中でも、やっぱりみんなの人気ものの料理は「餃子」。地域によって、いろいろな餃子がありますが、四川省の人気餃子は「ニラ餃子」。豚肉とニラを合わせ、具を山盛り作って、みんなでおしゃべりをしながら包みます。
日本の餃子と違ったところは、3点。
一つめは、餃子の具にいろいろな種類がありすぎること。豚肉とニラ、豚肉と白菜、豚肉とトウモロコシと人参、豚肉とシイタケ、豚肉と炒った卵と人参などなど。数えればきりがありません。
二つ目は、いろいろな包み方があること。お財布のように包んだり、魚のように包んだりと、それぞれの願いがこもった包み方になっています。
そして最後は、餃子の調理方法。四川省の多くの人は「水餃子」といって、大量のお湯の中でゆでた餃子を、自分好みの調味料に合わせていただきます。最近の若い人には、日本のように「焼き餃子」のパリパリ感もウケていますよ。
多くの親戚とともに、いろいろな会話をしながら包む餃子。包むのも楽しいですし、食べるのもおいしい!一石二鳥のお正月の過ごし方です。
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