ビールと言えば、冷えたグラスで飲む。
日本の居酒屋やバーで提供されるビールは冷えているのが当たり前であり、最近では凍る直前まで冷えたビールを提供するところも増えています。
逆に常温のままのビールを出してしまうとお客さんに怒られるのが常識です。
しかし、ビールをこよなく愛するドイツでは、冷やして飲むだけではありません。
どちらかというと常温で提供されるビールも多く、中にはやや温められたビールもあります。
このような飲み方の違いはビールに求めるものの違いがあります。
ドイツなどのヨーロッパでは、喉ごしよりも香りや味を重宝する傾向があります。
冷えたビールは喉ごしがよいものの麦やホップの香りが薄れてしまいます。
ビールの本場ドイツでは、良い香りのするビールほど人気が高いです。
香りを高めるために常温でビールを提供したり、わざとやや温かい温度にしたりして提供するところもあります。
最初は、この温度に違和感がありますが、慣れてくるとビールの味の美味しさが分かるようになります。
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