トロイの木馬発祥の地【トルコ】

トルコにあるチャナッカレという街の名前を聞いてピンと来る人は相当な歴史通ではないでしょうか。
トルコの一番西の端、アジアとヨーロッパを分けるダーダネルス海峡によって隔てられている街です。

　この街で一番有名なのが「トロイの木馬」です。
日本でも内通者などを送り込んで敵の内情を探ったり、罠を仕掛けたりする意味で使われますが、チャナッカレはその言葉の元になったトロイ遺跡がある場所です。

この遺跡だけでなく、チャナッカレは、交通の要所であると同時に戦争においても重要な場所としてこれまで何度も激しい戦いが行われてきました。
一番激しかったのがオスマン帝国とヨーロッパとの戦いで、街のあちこちにこの戦争で利用された大砲や要塞の跡を見ることができます。
今ではこれらの遺跡が観光資源となっており、毎年たくさんの人が訪れます。
中世ヨーロッパの歴史に興味がある人は、ぜひ訪れて、兵どもが夢の跡の状況を見てほしいと思います。