野菜や果物はとれたてが一番! 夏にはスイートコーン、秋にはパンプキンなど季節を問わず、アメリカではあちこちで農家が採れた作物を直接販売している様子を見かけます。果樹園のリンゴも大人気! 私の住むペンシルべニア州は、アメリカの中でもトップのリンゴ生産州の一つです。なんでも数百種類のリンゴが育てられているとか。ということで、そんな採れたてのリンゴが楽しめるアップルフェスティバルに行ってきました!
このアップルフェスティバルは地元の果樹園が主催するお祭りで、リンゴの販売だけでなく、キャンドルやせっけんなど地元の店による様々な屋台が出現します。このフェスティバルの面白いところは、昔の衣装を着た人たちが昔の道具を使って実際にアップルパイを焼いたりアップルバターを作ったりするところが見られるところです。教育的な要素が強いのですが、大人が見ても珍しくて楽しめるものです。ちなみにアップルバターとは、リンゴを煮つめてトロトロにしたピューレ状のもので、そのままパンなどにつけて食べたりお菓子作りに利用したりできます。
肝心のリンゴは、たくさんの種類が並んでいました。ハニークリスプやガラは甘みが強く、アメリカでは主流の品種ですが、日本のフジも大人気です。果樹園の人がリンゴの説明をしてくれるので、ベーキング用、そのまま食べる用など自分の目的に合ったリンゴを買うことができます。
さて、リンゴの楽しみ方は食べるだけではありません。アメリカの秋冬のポピュラードリンクといえばホットアップルサイダー! サイダーといっても炭酸が入っているのではなく、濃厚なリンゴジュースにシナモンやクローブ等のスパイスで風味をつけた飲み物です。寒い時期にはこれを温めて飲むのが定番です。実はこのフェスティバル当日(10月半ばです)は雪が降っていて、このホットサイダーの温かさが本当に身に染みました。
世界中で愛されるリンゴのアメリカ流の楽しみ方、皆さんもどうぞ試してみてくださいね!
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