ローマといえば、古代の遺跡があり中世やルネサンス、バロック時代の美術の宝庫として有名です。
しかし、2010年に164億円をかけて建てられた近代美術の美術館「イタリア国立21世紀美術館」は、古い美術には食傷気味というかたにはぜひお薦めです。
まず、街の中心地からは少しばかり離れたところにあるので非常に閑静な佇まいであること、また内部には美術館に入館しなくてもwi-fiコーナーがあり、バールがあり、また書籍やスタイリッシュな文房具を売る売店があります。
映画の上演もしているので、美術に興味がない人も楽しめます。
「マキシィ」という愛称で親しまれているこの美術館、設計は東京オリンピックの競技場の設計のさいに話題になったザハ・ハディットです。
壮大で優美な美術館の内部には、女性のカリスマシェフとして有名なクリスティーナ・ボウエルマンが手がけるカフェ「Typo」があり、美術館と向き合うように立つ建物に同じくボウェルマンがコラボするレストラン「Linea」があります。
ローマ市内の由緒ある美術館も悪くありませんが、マキシィの良いところは空間が広々しているためのんびり過ごせることでしょうか。
行き方は、地下鉄A線フラミニオからトラム2番で二つ目の停留所です。
高級住宅地が広がるこの辺りで、お店をのぞき、テベレ川沿いを散歩するのも楽しいです。
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