雨間を見計らうように、たくさんのお花を積んだリヤカーを引くバイクが道を行き交います。いつも決まった時間というわけではないのですが、毎日のように異なった時間にふらりとやって来るお花屋さん。いろいろなマンションや団地の前で売りはじめます。
今年は大雨が多いせいか、どうしても四川省の名産であるバラの花が多く、ユリやカサブランカなどの大輪の花は少ししか見かけません。
バラは四川省の名産と言いましたが、大体1本いくらくらいだと思われますか?
中国の方に人気の真紅のバラ、淡いピンクのバラ、黄色、紫、そして日本人好みのホワイト×花びらの先が淡いピンクになっているバラ。すべて同じ値段で、1本2元(約30円)。
初めて四川省に来たときに、このバラの安さに驚きましたが、ユリやカサブランカも1本5元(約75円)ほどなので、たくさんのお花を毎日のように贅沢に家に飾ることができるのです。
季節に応じて、いろいろな種類の花が道端で売りに出されます。若者から老人までお花が大好きで、お花屋さんがやって来るとたくさんの人だかりができるほどに…。日本では贅沢に思えるお花も、ここ四川省では格安に手に入れることができます。
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