日本では金平糖というと、最近では和菓子屋さんで作られる上質の砂糖菓子のイメージですね。ひと昔前は普通にスーパーでも売られている、子供にも身近なお菓子だったように思います。

実はその金平糖、ポルトガルにルーツがあります。ポルトガルからの宣教師、ルイス・フロイスが16世紀に日本にやってきたときにもたらした、コンフェイト(Confeito)という砂糖菓子が発展したのが、日本の金平糖なのだそう。そういえば名前も似てますね。

ポルトガルではコンフェイトを作っているところはかなり減ってしまっているのだそうですが、何と今でも作っているカフェがコインブラにありました。コインブラのメインストリートにあるBriosa(ブリオサ)というカフェで、コーヒーとケーキを頼んだのですが、レジの横に並べられている金平糖を発見!思わず「金平糖だ!」といったら、お店の人も「コンペイトウ!」と言っていました。日本からの観光客も多いようです。

ここのコンフェイトは一袋1.5ユーロ(約200円)。食べてみると、日本のコンペイトウのようなシャリシャリ感はなく、ホロホロとした砂糖の塊のような、素朴で優しい味わいでした。日本の金平糖とは全然違うので、おもしろいお土産としてもぴったりかもしれません。






このBriosaには他にもおいしい焼き菓子がたくさんあります。おススメはタルトのような焼き菓子で、ジンジーニャ(さくらんぼのお酒)風味のものやポートワイン風味のものなどが、1つ1ユーロほどで買えます。コンフェイトだけでなくちょっとした休憩にもぴったりなので、コインブラ観光にはおススメのカフェですよ!


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