イングランド・スコットランド・北アイルランドとともにグレートブリテンを構成しているのが、Wales(ウェールズ)です。
そんなウェールズでは、英語とともにWelsh(ウェールッシュ)と呼ばれる独自の言語が公用語として使われています。
とはいえ、2013~2015年にかけて行われた「Welsh Language Use Survey(ウェールズ語の使用度に関する調査)」では、ウェールズ国内に住み、3歳以上でウェールズ語を話す人口はわずか24%であると発表されています。
特に、ウェールズの南西部ではウェールズ語を話す人口が少ないなど、地域によっての差が大きいことも問題視されています。
そのため、ウェールズ国内では図書館にウェールズ語の本が置かれていたりなど、ウェールズ語を話す人口を増やそうと様々な取り組みが行われています。
とはいえ、場所によっては英語しか話せないウェールズ人も多いため、絵本などにはウェールズ語の下に英語の記載がある本も多く見受けられます。
日本から離れ、環境ゆえ日本語を話す機会がめっきり減ってしまった今、こうした取り組みによってウェールズ人が独自の言語であるウェールズ語を後世に伝えていくことの大切さを実感するのです。
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