イギリスの子どもたちが遊ぶ伝統的なドールハウスは、日本の子どもたちがよく遊んでいるプラスチック製のドールハウスとは異なり、木製であることがまず大きな違いとして挙げられます。
大きさも一般的に日本のものよりもかなり大きく、特に大きなものであれば5歳くらいの女の子の背丈ほどあるドールハウスもよく見かけます。

さらに、最も大きな特徴として挙げられるのが、インテリアとして飾ることを想定されて作られているということ。
ドールハウスを使うときには開き、使わないときには閉めておくことができるのです。
そのため、遊んでいないときにはインテリアの一部として素敵に飾っておくことのできるデザインが特徴であり、魅力でもあるのです。

また、ドールハウスと同様に木製の家具なども多く販売されています。
ただし、日本が誇るシルバニアファミリーとともに育ってきた者としては、細やかさが足りず残念に感じてしまうのが正直なところです。
そのため、ドールハウスはイギリスの伝統のものを、家具や人形などはシルバニアファミリーのものを使うのが個人的にはおすすめです◎


英国のドールハウスとドイツのドールハウスはデザインが大きく違います。
ドイツのドールハウスは子ども部屋やプレイルームに置くことを想定し、子どもが遊びやすいことを一番に考えたデザインになっています。
英国のドールハウスは子ども部屋やプレイルームだけでなく、リビングに置くことも想定しています。

英国人は土地よりも家そのものを財産と考えます。
家具も同様に重要なポジションにあります。
テレビなど、ややもするとお部屋の雰囲気を壊しかねない文明の利器は家具に収納された状態で置かれ、見ていない時は扉が閉められます。
こうして、お部屋の完璧なまでのコーディネイトがされている多くの英国人家庭です。
ドールハウスも同様に子どもが遊ぶ時に扉が開けられ、遊んでいない時には扉が閉められた状態になります。
扉が閉められてもご覧のように大変素敵なデザインとなっています。


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