オーストラリア人はしらみと聞いても特に驚きません。小学校ではよく「しらみのお知らせ」の手紙をもらってきます。その手紙はクラス単位で配られるのですが、お知らせがきたということは、クラスの誰かにしらみがあるということです。自分の子供のしらみもチェックしてくださいというお知らせなのです。
□子供の頭にしらみがあるかないかチェックをしました
□しらみはありません
□しらみがありました
□しらみがありますが、治療中です
このような項目があり、サインをして提出しなければならないのです。
薬局に足を運ぶと、たくさんの薬が並んでいました。
薬で殺してしまう方法と、シャンプーやコンディショナーでしらみや卵を追い出してしまう方法があるようです。目の細かい金属のくしが付属してあります。これらの商品にお世話になる日がこないことを祈りたいです。
私自身はまだしらみそのものを見たことがありませんが、娘はあります。自分の机の前の女の子の頭に居たのだとか…。そんな距離からでもしらみは見えるものなんですね。先生にこっそり知らせると、先生も何気にチェックしたようで、その日はもちろん「しらみのお知らせ」の手紙が届きました。ある意味、貴重な経験ですが、「しらみが見れてよかったねー」などという気にはなれず、複雑です。
日本では必ず寝る前にお風呂に入る人がほとんどだと思います。まして、汗だくになって遊んだ子供をそのままお布団にいれる親御さんは少ないでしょう。
しかし、オーストラリアは毎日入るのか少し疑問です。学校で「きちんとしらみのトリートメントをしてくれない家庭があるから、すぐもらってきちゃうのよね!」と話すお母さんに会ったことがあります。オーストラリアに短期留学など考えている人は髪の毛だけはしっかり毎日洗うようにしましょう。
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