イタリアの秋を象徴する高級食材「トリュフ」。
 その独特の香りは、オリーブオイルやパスタに加工されることもあります。が、なんといってもフレッシュなトリュフの香りは格段にすばらしいのです。




 トリュフには、「白」と「黒」の二種類があります。
お値段が非常に高い「白」は、その希少性から100グラム250ユーロ(32000円)という高額です。
「白」と「黒」の違いは、外観の色だけではありません。
あるレストランのシェフに尋ねたところ、白トリュフは味付けの必要がないほどトリュフそのものに味わいがあるそうです。
黒トリュフは、香りは素晴らしいものの味がなく、調理の際は味付けの必要があるのだとか。




 白トリュフのほうは、「超」がつく高級食材です。
その日にストックがあればレストランでも食べることができますが、メニューに価格が表記されていないことも多いので、事前に値段を確認してから注文することをお勧めします。

 黒トリュフのほうは、秋の味覚として比較的口に入りやすいものです。
パスタ、肉、ジャガイモなどと相性がよく、赤ワインでいただくと秋から冬へ移ろうとするイタリアを実感できます。




 私がローマ近郊のバルモントーネという町で食べた黒トリュフのパスタは、ローマの郷土料理「カルボナーラ」に黒トリュフの削ったものが乗っていました。
その他、暖かいポテトのピューレの上に乗った一品も。
この香りをかぐと、トリュフが高級食材であることも納得できるから不思議です。


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