メキシコは珈琲の産地であり、街中にたくさんのカフェがあります。
カプチーノやエスプレッソ、アメリカンなど日本でもお馴染みの飲み方が一般的ですが、ちょっと変わった飲み方もあります。

 それが煮出しコーヒー(Café de olla)です。
大きな陶器の壺にコーヒー豆とお水を入れて煮出したタイプの珈琲で上澄み液のみをすくって器に入れます。
独特なのは味付けで、コーヒー豆を煮出すときにシナモンなどの香辛料と黒砂糖を入れるのが一般的です。
このため、飲むときにはコーヒーの香りの中に香辛料の独特の香りが混ざりこんでいる飲み物です。
コーヒーはやや濃い目ですが、ブラックで飲むのが主流で、朝食で飲むととてもすっきりとします。
濃いのが苦手という人はミルクを入れても美味しく飲むことができます。

 Café de ollaは、店によって味付けが異なり、それぞれのお店で特徴を出しています。
お店に入った時に多くの人がこの飲み物を注文しているのであれば美味しい可能性が高いので、ぜひ飲んでもらいたい一品です。


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