11月下旬になると、日本の忘年会シーズンのように、こちらでもクリスマスパーティーシーズンに突入します。そしてこのシーズンに問題になるのが飲酒運転なのですが、ユニークな取り組みがあるのでご紹介します。

Opération Nez Rouge(オペラシオン・ネ・ルージュ)という名前で、日本語に訳すと、「赤鼻(のトナカイ)作戦」といったところです。ボランティアのドライバーが、車で出かけてお酒を飲んでしまったドライバーの代行運転をしてあげるというサービスです。

ボランティアドライバーはこの活動の運営団体に登録された人たちなので、利用者も安心して利用することが出来ますし、ボランティアをする側も、協賛企業からガソリン代の支給があったり事故などの場合の保険もあったりと、安心の体制です。

1984年に、大学の水泳チームのファンドレイジングのために始まり、今年でなんと35年目になるという歴史のあるサービスで、今ではカナダ中に広がって他の州でも行われています。基本的には無料でサービスが受けられるのですが、ユーザーは寄付をすることができます。寄付金の行き先は地域によって違いますが、ケベックでは大学の水泳チームに寄付されるそうです。

飲酒運転撲滅の啓蒙活動にもなっていて、とても素敵な取り組みですよね。


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