年越しのときに食べるものとして、日本では「蕎麦」が定番アイテムです。
メキシコにも似たような習慣があり、葡萄の実を12個食べます。

食べ始める時間は、時計の針が12時を回ったころで、12時を表す12個の鐘の音に合わせて、葡萄を1つずつ食べていきます。
食べるときには願い事を唱えながら食べていきます。
このため年末になるとスーパーなどでやたらと販売されるのを見かけるようになります。
食べるブドウの品種に、特にこだわりはありません。

年越しに葡萄を食べる習慣は、メキシコ独自のものではなく、17世紀にこの地を支配していたスペイン人が持ち込んだものと言われています。
そのため、メキシコだけでなくスペインに統治されていたコスタリカやパナマといった中南米諸国では、受け継がれている習慣と言われています。
葡萄を食べ終わると新年を祝うパーティーが始まることが多く、そのまま朝方まで盛り上がるのはメキシコ流です。
そのため、元旦はとても静かな朝を迎えることになります。


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