イタリア旅行中、ファーストフード感覚で楽しめる食事といえばピッツァです。
ピッツェリアと呼ばれるお店に行けば、釜で丸い大きなピッツァを焼いてくれます。
この釜、一般的には夕食時から火が入るのが普通。
お昼に本格的な窯焼きのピッツァを食べたい、というと観光客向けのお店になることが多々あります。




また、パン屋さんや食材店にも、気軽に食べることができるピッツァを量り売りしています。
イタリアでは、子供たちの格好のおやつであるこのシンプルなピッツァは、1ユーロ(130円)以下でも問題なく購入できます。
ただし、テイストはシンプルな「ビアンカ」とトマトソースが乗った「ロッサ」が圧倒的に多いのが特徴。




もし、さまざまな味のピッツァを楽しみたいのであれば、切売りピッツァ専門店がおすすめ。
イタリア半島は、それぞれの地域で食文化が異なります。
ローマとその周辺に多い「切売りピッツァ」は、まさにローマっ子の生活に浸透している食文化といえます。
この切売りピッツァ、長方形の大型のピッツァがいくつも並び、欲しいピッツァの種類を好きなだけ切ってもらうというのが特徴。
あまりに種類が多くて、ついつい欲張って買い過ぎちゃう、なんてことがしじゅう起ります。




切売りピッツァのお店では、ピッツァのほかに「スップリー」と呼ばれるライスコロッケや揚げ物も売っています。
一人で10ユーロ(1300円)もあれば、お腹がはち切れるほどの量です。
最近は健康ブームで、ピッツァの生地も全粒粉や穀物入なんていうのまであります。
気温が上がるとちょっと重いチーズの乗ったピッツァは敬遠したくなりますが、チキンサラダや激辛のンドゥーヤ入ピッツァは、夏にも人々に愛されるテイスト。
カジュアルにファーストフード感覚で、そして健康的に楽しめる切売りピッツァ、ローマをご旅行する際はぜひ!



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