マルタ島は地中海のど真ん中、海に囲まれているので、海の幸も豊富、、、と思いきや、実は水産業といえばマグロの養殖が一大産業となっている他はごく個人的な漁師さんが小さく漁業を営んでいるだけ。海の幸がふんだんにあるわけではなく、街では魚はほとんどが輸入品で価格も高いです。
そんなマルタ島では魚といえばココ!という漁村、マルサシュロック(Marsaxlokk)で毎週日曜日に開催されるフィッシュマーケットが有名です。
島の南東部に位置し、サン・ジュリアンズからバスで一時間ほどかかりますが、日曜日に開催されるフィッシュマーケットは常に人で溢れています。
魚だけでなく衣料品やマルタレース、アンティーク品などの蚤の市的なざっくばらんな雰囲気でマルタで一番盛り上がるマーケットです。
漁港にはカラフルで小さな漁船がプカプカ浮いていてまるでファンタジーの世界のようです。この漁船はLuzzu(ルッツ)と呼ばれ、先端には魔除けの「目」がそれぞれに描かれているのが特徴的です。
また、フィッシュマーケットと並行して立ち並んでいるレストラン街ではその時期の旬な魚をいただくことができます。
夏場のマルタで一番よく食べられるのがLampuki(ランプーキ)と言われる白身のお魚。小さいものはそのままグリルで小皿料理に。大きなものはバーベキューで豪快に焼くのがマルタスタイル。
ランプーキはマルタに夏の訪れを告げる季節の魚で地元の人は「ランプーキ」という単語を耳にするだけでハイテンションになります。日本でいう所のサンマのような存在なんだと言います。
その他にも前菜でいただく魚介のトマトスープ、アリオッタ(Aljotta)やシュリンプフライなど、マルタのシーフードは素材の味を活かしたシンプルな調理でいただくことがオススメですよ。
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