5月から6月になると、お店でザリガニ料理が旬の料理として振る舞われます。ザリガニは中国語で「小龍虫下」(シャオ・ロン・シャ)(最後のシャは虫へんに下と書きます)。「龍虫下」が伊勢海老を指すので、それより小さくて美味しい海老という意味でも「龍虫下」という名前がつけられているのがわかります。
季節になると、道端にはたくさんのお店が列をつくって現れます。どこのお店もザリガニを売るお店で、激しい呼び込み合戦が始まります。サイズは中指ほどの大きさのものが一番高額で、それより小さいサイズは安く購入できます。最初にいくらか確かめてからお店に近寄らないと大変です。他より高い値段をつけられることもありました。
値段は時価で、その日によって違いますが、大体500g15元(236日本円)ほど。ザリガニ料理が大好きな人はバケツ一杯買っていく人もいますし、日本人のようにザリガニを食べつけていない人は、500gで十分です。
地元の人は、ザリガニと赤トウガラシで炒めて食べるのが主流で、お店で注文するとかなり高額な料理になります。またお店によっては、ザリガニと一緒に良く売られている食用のカエルを一緒にいれるお店もあります。
ザリガニは頭を取って殻をむくと、食べる部分は少量になるので、大勢の人と食べる時は競争です。皆が一斉に大皿で出てくるザリガニ料理に手を付けようとするので、少し弱気になっていると弾き飛ばされて、結局は食べられなかったこともしばしば。その他パスタやパエリアに入れてもおいしいですよ。
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