四川省の中にはたくさんの市が含まれています。その中に「宜賓」(イー・ビン)市があり、そこにもおいしい物がたくさんあります。中でも「宜賓然麺」(イー・ビン・ラン・ミエン)は有名であり、宜賓発の美味しい麺として知られています。
作り方はそれぞれの家庭で伝統の味があるようですが、基本的に乾麺を茹で、出来上がった麺に醤油や辛油(ラー・ヨウ)で味付けをし、その上に四川省が発祥といわれている高菜、ひき肉の油いため、ピーナッツをのせて完成になります。
夏の暑い時期は食欲が落ちるので、日本の冷やし中華のようにサラサラっと食べられるものが良いのですが、中国の麺の中にはそのような種類が少しかありません。ほとんどがスープの麺になります。しかしこの宜賓然麺はスープがないので、暑い夏にはもってこいの麺として人気になります。
日本でも辛いものがブームですが、この宜賓然麺もかなり辛い味がします。お店の人が必ず「辛油(ラー・ヨウ)要(ヤオ)?」と聞かれるので、辛いものが好きな方はOK。苦手な方はNOと答えてくださいね。ジェスチャーでも通じます。
ちなみに現地でいただく宜賓然麺は、女性の量で8元(126日本円)。男性の量で10元(157日本円)です。お漬物やスープは無料でついてきます。お腹いっぱいになりますよ。夏バテしている人にもピッタリです。
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