メキシコの民芸品には、いろいろなものがあります。
その中でも民芸品の宝庫と言われているのが、オアハカ州です。
3000年前に起源を有するサポテカ文明が栄えた地であり、今でも多くの先住民がオアハカ州に住んでいます。
そのため、民芸品の種類も非常に多いのですが、中でも注目をして欲しいものが「コチニージャ」という染料です。
赤系の色に染めることに使われている染料で、カイガラムシの一種を潰して色を出す、独特の染料です。
この染料は、酸やアルカリの液体を加えることによってオレンジやピンクに変化します。
この染料を利用して作られた刺繍や民芸品は鮮やかな色合いをしているのが特徴で、オアハカの名物にもなっています。
赤系の民芸品を購入するときには、コチニージャで染められているかどうか確認するのも良いでしょう。
近年は、なかなか取れなくなっているので価格が高騰しています。
あまりに安い場合には、コチニージャではないこともあるので、注意しましょう。
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