イタリアの色彩豊かなデザインは、世界中も認めるところ。ルネサンス時代の肖像画を見ると、男性も女性も鮮やかな色の洋服を着こなしています。
イタリアの年の一部が一時期、スペインの影響下にあった時代にはその影響を受けて黒の衣装が男性たちのあいだで大流行しました。
しかし、ルネサンス時代の男性たちは両足の色が異なるタイツをはき、美脚を競っていたのです。
ここ数年、イタリア各地では中世をテーマにしたお祭りが増えました。
もちろん、伝統的にそうしたお祭りを行ってきた街もたくさんあります。
中世の街並みに、色鮮やかな当時の衣装は非常に映えます。イタリア人は、ヨーロッパのなかではそれほど背丈に恵まれていない民族ですが、濃い顔立ちのためか現代の人々も当時のコスチュームを着こなしています。
これからのバカンスシーズン、イタリアの各都市は観光客を呼び寄せるためもあってこうしたお祭りが増えるのです。
写真は、マルケ州の宝石ともいわれるウルビーノの街のお祭り。コスチュームに身を包んだ街の人々が練り歩き、最後には広場で騎馬戦を繰り広げます。
街によっては、石弓を使った試合もありヨーロッパの歴史を垣間見ることができます。
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