皆さんはイギリスのダーリントンという地をご存じでしょうか。イングランドの北部にある工業都市。今から約200年前の鉄道発祥の地として学校で地名を習った方もいらっしゃるのでは。
歴史を感じさせませんか。1887年に建てられた古い建築物です。ビクトリア様式なのが特徴。建物のトンネル部がアーチ状になっていますが、これこそが典型的なビクトリア様式の造りといえましょう。
駅の建物の色は赤色です。煉瓦造りの家が多いのがイギリスの特徴ですが、ロンドンの煉瓦が黄色っぽいのに対し、ダーリントンの煉瓦は赤色(とはいえロンドン以外は殆ど赤色のようです)です。緑豊かな季節は赤い煉瓦が映えるような気がします(今は冬のため木々が葉を落とし殺風景ですが、緑溢れる春夏は美しい風景に様変わりします)。
このダーリントン駅(正式な名前はDarlington Bank Top Stationといいます)を通る鉄道はスコットランドの首都エジンバラとロンドンを結びます。ロンドンまでは2時間半程度を要します。料金は片道で大体50ポンド(乗る時間帯によって変わります)。バスだと片道12ポンドと随分安くなりますが、6~7時間要するのが難点です。バスで寝ることができる方であれば、夜行がお薦めです(ただし、30ポンド近くかかります。夜行のほうが高いですね)。
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