香港の結婚式の風景です。


この写真だけを見ると、花婿さんと花嫁さんがいて、参加者たちは丸テーブルに座って、と日本とあまり変わりないように見えますが、一点だけものすごくちがう点があります。それは始まりから終わりまでの時間がとっても長い!ということです。全部参加しようと思うと一日がかりになります。

まずは、朝、新郎が新婦を迎えに新婦の家に行くところから始まります。新郎には「兄弟」、新婦には「姉妹」と呼ばれる人たちがついてます。親族や親友たちがこの「兄弟姉妹」の役をやります。新郎と「兄弟」が、新婦の家に到着しても、すぐには家に入れません。「姉妹」が新婦を守っていて、新婦が欲しければ○○をしなさい、といろんなクイズを出したり、罰ゲーム(腕立て伏せとか腹筋とか)をさせるのです。新郎は「兄弟」に手伝ってもらいながらこれに答えて、晴れて新婦に会えます。

その後、新郎は新婦を連れて新郎の家へ行き、新婦はここで新郎のご両親・親族にお茶を捧げる儀式をしなければなりません。一人一人へひざまづいてお茶を注いで渡していきます。そしてようやく「妻」と認められます。

披露宴の招待状は大体5時からとなっていますが、まずはマージャンです。会場にはいくつもマージャン台が置かれていて、みんなひたすらマージャンに励みます。おなかがすいたなぁと思いながらもマージャンです。

そしてやっと8時か、9時になってようやく、マージャン台が片付けられ披露宴が始まります。新郎新婦の子供のころから大人になるまでのスライド写真が放映されるのがお決まりです。もちろんケーキカットもあります。新郎新婦が各テーブルを回って挨拶したりもします。このあたりは日本と同じです。

夜ももうすっかり遅い11時ごろ、お開きとなります。まさに体力勝負の香港の結婚式です。


Copyright(C) wowneta.jp