イタリアは、食の国です。

その概念を支えているのが、観光業とともにイタリア経済の軸となっている農業です。
というわけで、農業をテーマにした施設はイタリア国内の各地で見ることができます。

ワイナリーを見学できたり、アグリトゥーリズモといわれる農家滞在型の宿泊施設などその形態は様々。




それほど大げさでなくても、日曜日に思い立ったらふらっと立ち寄れる施設が最近増えています。
農家や酪農家が直売などを行い、内部を見学させてくれます。あるいは、すでに見学や訪問者を前提に畑が設計されているのです。




私たちが訪れたのもそんな農場のひとつ。
畑の真ん中には、見学用の通路があり、その先には農業の歴史を語る小さな博物館があります。直売所では、農場内で収穫した野菜や果物が並び、地元の人たちの手作りのアクセサリーやお菓子の販売も行われます。




スローフードの国にふさわしく、一角には「卓上ゲームコーナー」もあります。
これは、タブレットやスマホでゲームばかりしている子供たちに、カードなどを使った本来のゲームを楽しんでもらうコーナー。ゲームのルールは、担当のお兄さんたちが親切に教えてくれます。

また、屋外にはストリートフードのトラックまでやってきますので、買い物をし、お昼を食べてゲームで遊び、眠くなるころ農場内を散歩して、日曜日の一日を楽しく過ごすことができるのです。


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