サンパウロは1908年に始まった日本人移民制度により、多くの日系人が住んでいます。そして日系企業とも繋がりが多く、日本企業からの海外駐在者も多く住んでいます。




そんな日系人や日本人にとっての必需品、日本食はここサンパウロでは比較的簡単に手に入れることができます。
地下鉄の1号線(ブルーライン)沿線にあるLiverdade地区は東洋人街と呼ばれ、多くの日系スーパーや商店、レストランが並ぶ商店街となって、その数はなんと約400店にもなるそうです。




リベルタージの商店街はいたるところに日本を感じます。街灯はちょうちん型、信号には鳥居柄、そして突如として本物の鳥居が現れます。神社は無いのに鳥居だけというちょっと不思議な光景ですが、姉妹都市である大阪府から送られた物だそうです。
日本人から見たらちょとした違和感ですが、現地のブラジル人にとっては人気の観光スポットとなっているそうです。




リベルタージで一番大きい日系スーパーの「丸海」(MARUKAI)はびっくりするほど日本食が揃います。ブラジルは輸入品に対する関税が高く、輸入品は日本価格の2倍から3倍ほどの値段になってしまいますが、こちらのスーパーでは日系人が作っているブラジル産の日本食の品揃えが多く、日本と同じほどの価格で日本の基本的な食材がそろってしまいます。




醤油や味噌は当たり前。豆腐や納豆、海外ではなかなか手に入らない薄切り肉。緑茶や日本式のお弁当まで現地の物価相当額で購入できます。
輸入品と合わせれば日本のスーパーとほぼ同じ程度の品揃えになるので「ここはブラジルか?」とふと自分がどこにいるのかわからない不思議な感覚になってしまいます。

毎週土曜日には縁日が開催され、ブラジル風にアレンジされた日本食屋台がならび、日系人やブラジル人問わず沢山の人で賑わいます。

リベルタージ地区のすぐ隣にはサンパウロの旧市街「セントロ」がありますが、セントロの中心地セー広場付近はあまり治安が良くないエリアでスリやひったくり多発エリアです。日本人街から雰囲気が変わったな?と感じたら引き返すことも賢明です。



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