2019年の国慶節は、いつもと少し違う様子でした。
中国の建国70周年を祝って北京では大規模な軍事パレードが行われる中、国の祝いである国慶節は田舎に帰ってゆっくりしようという人が少なく、多くの人は地元に残って仕事をする人がほとんどでした。大学生なども国慶節は田舎に帰るのですが、寄宿舎に残って時間をつぶしている人も少なくありません。
その原因は、少しずつ中国のすべての物価が上がってきているので、節約をして生活しようと考えている人が少なくないことと、もうすぐやって来る春節(中国のお正月)に向けて少しでもお金を貯めておこうという考えの人がいることです。
国内の交通費はまだまだ安いですが、食費や住居費がかなり高くなっているのは事実です。「昔と比べて住みにくくなった」という声も上がっているほどです。
実際、国慶節の繁華街も人がまばらで、いつもとは違った雰囲気でした。いつもは足の踏み場がないほど賑わっている場所に人がいないと、ちょっと不安になるほどです。
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