毎日の料理を楽にしてくれる調理家電。スペインでは近年、多機能を備えた調理ロボットが人気です。特に小さな子どもがいる家庭では、離乳食作りに非常に便利です。

調理ロボットは様々なメーカーから売り出されていますが、基本的にはミキサーのような本体の中に刃がついており、食材の計量、加熱、切断が可能です。そのため、例えば離乳食を作る際に、人参50g、じゃがいも50g、水100gを100℃で20分加熱した後に、ペースト状になるように1分間高速で撹拌する、ということができます。食材を切ってロボットに入れるのは手作業になりますが、調理温度、時間、細かく砕く場合はどの速度で刃を回転させるかを入力すると自動で調理してくれます。材料を細かくしたくない場合には、刃の回転をゼロにするか刃にカバーを装着します。




筆者の持っている「Mycook touch」はインターネットに接続することができ、「Mycook」のウェブサイトやアプリでレシピを検索し、気に入ったレシピを見つけたらロボットに「送信」。ロボットがそれを受け取ると、スクリーンに食材の種類と量が表示されるのでその指示に従って次々に食材を入れていき、スタートボタンを押すと調理が開始されます。




公開されているレシピの数は8000近く。Mycookの担当者が提供しているだけでなく、一般の人もレシピを投稿しています。レシピは、スープから肉の煮込み料理、スチームにした野菜や魚介類、カレーやパエリアのようなご飯ものまで多種多様です。もちろん離乳食のレシピもあります。

ただ、どの調理ロボットもサイズが大きいため、広いキッチンでないと置き場所に困ると思います。幸い、我が家のキッチンはカウンターが広いため邪魔にならずに置くことができます。筆者は約1年間この調理ロボットを使って様々やレシピを試してきました。正直、失敗したり、ロボットを使わない方が楽なレシピもありましたが、料理のレパートリーが広がりますし、特に小さな二児の親にとって毎日の家事の負担を大幅に減らしてくれるお助けアイテムです。



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