日本でファミリーカーといえば、後ろのドアがスライド式のバンタイプの車が主流です。家族用にデザインされており、子供を車に乗せたり降ろしたりが楽ですよね。
ここスペインでは、後ろのドアがスライド式になっている車が非常に少ないです。業務用ではよく使用されているのを見かけますが、一般家族用のものはほとんど見かけたことがありません。たまに見かけますし、販売はされているのですが種類は本当に少ないです。
スライド式ドアの良さを実感するのが、やはり駐車場。スペインの駐車場が日本より広いかというと、そういうわけでもありません。ヒンジドアだと、隣の車との間隔や壁との距離を考えながら乗り降りしなくてはいけません。特にベビーシート、チャイルドシートが必要な年齢の子供がいる場合、車に乗せたり降ろしたりが大変です。また、スライド式ドアは自動で開閉できるというメリットもあります。日本は省スペース、効率の良さがよく考えられているな、とつくづく思います。
スペインで子供のいる家族に多い車はSUVタイプ。荷物もたくさん積めるし、トランクのシートを出すと最大7人まで乗れるタイプです。ドアはすべてヒンジ式です。そのタイプが主流だとあまり不満に思わないのかもしれないですが、スペインでもスライド式の車を販売したらヒットすると思うのですが…。
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